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2026年6月21日日曜日

アマサギの見分け方とよくいる場所|チュウサギ・コサギとの違い【識別ポイントまとめ】

田んぼで採餌するアマサギ2026年5月7日撮影

アマサギは本州以南の水田や湿地などで春から秋にかけて見られる夏鳥です。シラサギの仲間ですが、繁殖期には頭や首、背中が鮮やかなオレンジ色になります。

 本記事ではアマサギの特徴と見分け方、よくいる場所について実際の観察をもとにまとめています。


特徴と見分け方


アマサギは春に日本へ飛来する夏鳥ですが、九州など温暖な地域では越冬する個体もいます。日本で見られるシラサギ類の中では最も小さい種で、水田や湿地、草地などで採餌します。

田んぼで採餌するアマサギ2025年5月7日撮影


非繁殖期と繁殖期の違い

 
 
アマサギは雌雄同色で、繁殖期には頭・首・背中が鮮やかなオレンジ色(夏羽)になり、足も赤みを帯びます。このオレンジ色の羽は、アジアやオーストラリアの個体群(英名:Eastern Cattle Egret、学名:Ardea coromanda / Bubulcus ibis coromandus)で見られる特徴です。

田んぼに現れたアマサギ(夏羽と冬羽)2026年5月25日撮影
左:冬羽
右:夏羽

非繁殖期には全身が白色(冬羽)で、足は指まで黒色です。嘴(くちばし)は一年中黄色ですが、繁殖期にはより鮮やかな色合いになります。特に婚姻色のピーク時は虹彩、目先の裸出部、嘴の一部、足が赤味を帯びます。

2026年6月3日撮影
アマサギの群れ
既に繁殖を終えた
(非繁殖羽)
個体が多くなった


似ている鳥



夏羽のアマサギは頭や首、背中が鮮やかなオレンジ色になるため見分けやすいですが、冬羽(非繁殖期)は全身が白く、他のシラサギ類とよく似た姿になります。

チュウサギとの違い  
 
冬羽のアマサギはチュウサギによく似ています。 見分ける際のポイントは何といっても大きさの違いです。

アマサギは日本で見られるシラサギ類の中で最も小さく、両種が並ぶとチュウサギの方がかなり大きく見えます。

田んぼに現れたアマサギとチュウサギ2026年5月25日撮影
チュウサギ
(右から2番目) 

アマサギ(残り)

チュウサギが細長く見えるのに対し、アマサギは胴体に対して頭部が大きく、全体的にずんぐりして見えます。また、アマサギのくちばしは太く、やや湾曲して見えます。

田んぼで採餌する冬羽のアマサギ2026年5月25日撮影
非繁殖羽のアマサギ

田んぼで採餌するチュウサギ(婚姻色)2026年6月2日撮影
婚姻色のチュウサギ



コサギとの違い  

全身が白い冬羽のアマサギはコサギにも似ています。 一番の識別ポイントは嘴(くちばし)の色です。アマサギの嘴は黄色ですが、コサギの嘴は黒色です。

水田で採餌するコサギとアマサギ2026年6月3日撮影
アマサギとコサギ(中央)

また足指もアマサギが黒色なのに対し、コサギは黄色です。ただし、婚姻色のピーク時はどちらも赤みを帯びます。


よくいる場所(観察記録)


アマサギは水田や湿地、草地でよく見られます。 カエルや昆虫などを好んで食べます。 繁殖期には、コサギやゴイサギなどに混じって集団繁殖します。

ただ、近年は日本で観察される個体数が顕著に減少しており、環境省が今年公表した「第5次レッドリスト」において絶滅危惧II類(VU)に指定されています。

以前に比べると、全国的にその姿を見かける機会は少なくなっているようです。

2026年6月3日撮影


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