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2026年4月28日火曜日
ハシボソガラスペアの個体識別についに成功!決め手は「営巣」と「頭の形」だった
自宅付近を縄張りにする常連のハシボソガラスのペアを昨年の秋からずっと追いかけています。
この7カ月間、雌雄を見分けようと観察を続けてきましたが、見た目や行動などに違いがほとんど見られず、何の手がかりも得られないままでした。
結局、個体識別はひとまず諦め、ペアをセットで観察する日々が続きました。
ところが最近、営巣している場所を偶然見つけたことで個体識別が可能になりました。 巣は自宅の窓から確認できる距離で、抱卵の様子や出入りがはっきりと観察できます。
抱卵している個体がメスのカー子、見守るように少し離れた電線などから巣を見ているのがオスのかっちゃん。 この役割が分かってから、今までごっちゃに見えていたものが一気にほどけていきました。
特に分かりやすい違いとして浮上したのは頭部の見え方です。
最初はどちらも条件次第で丸くも平たくも見えるのだと思っていたのですが、抱卵中のカー子を観察していて、ある違いに気づきました。
カー子はどんな姿勢でも頭の輪郭が「平ら」〜「なだらか」な印象から大きく外れません。
かっちゃんは丸く見えることが多いのですが、首の伸び縮みやとまり方で印象が変わります。
「丸く見えることがある」のは確かに両方に起こるのですが、「完全にまん丸に見える」のはかっちゃんだけ。
カー子はそこまで丸くはならない。 なだらかに見えることはあっても、“まん丸”にはならない。
識別ポイントを見つけたことで、これまで判断がつかなかったペア写真も、ほとんど見分けがつくようになりました。
それに気づけたのは営巣という「役割がはっきりした行動」を観察できたおかげです。
抱卵を始めて11日目、メスのカー子はほとんど巣を空けることなく卵を守り、オスのかっちゃんは少し離れた場所から見守り、カー子に餌を運んでいるらしき姿も確認できました。
引き続きペアの様子をブログで報告していこうと思います。