コサギ(学名:Egretta garzetta)の亜種が世界にいくつ存在するかについては、DNA解析などの進歩によって、分類の見直しが進んでいるようです。
かつては世界に6亜種いるとされていたこともありました。これはアフリカクロサギ(Egretta gularis)やマダガスカルクロサギ(Egretta dimorpha)といった、現在は別種とみなされているサギたちが、コサギの亜種として数えられていたからです。
現代の国際基準で主流となっているのは「世界に2亜種」という分類です。
1. Egretta garzetta garzetta
欧州、アフリカ、アジアの大部分に分布
2. Egretta garzetta nigripes
インドネシアやオーストラリアなどに分布
米国の研究機関などでは、オーストラリアの個体群をさらに細分化して「3亜種」とする説をとっているところもありますが、現在の世界的なスタンダード(IOC 国際鳥類学会議)では、2亜種に分類されています。
日本で見られるのは「基亜種」の1種類のみ
日本国内に生息しているコサギは、基亜種(Egretta garzetta garzetta)の1亜種のみです。
もう一方の亜種(nigripes)は、足の指まで黒く、主に南半球に分布しています。
日本で観察される基亜種は「足指が黄色いコサギ」でアジアに広く分布しています。
日本鳥学会が発表している最新の目録(改訂第8版)でも、日本国内で見られるものとして、基亜種(Egretta garzetta garzetta)のみが登録されています。
