タカブシギは水田、湿地、河川でよく見られる中型のシギです。ユーラシア大陸の中緯度地域で繁殖し、南アジア、東南アジア、アフリカ大陸、中東、オーストラリアなどの熱帯〜亜熱帯地域で越冬します。
日本には主に春と秋の渡りの時期に飛来します。
本記事ではタカブシギの特徴と見分け方、よくいる場所について実際の観察をもとにまとめています。
特徴と見分け方
タカブシギは、その名の由来にもなっている鷹のような斑点が背中に入った灰黒褐色のシギです。
分類
目:チドリ目
科:シギ科
属:タカブシギ属
種:タカブシギ
背中は灰黒褐色で淡灰色や白色の横斑や斑点が散在し、全体としてまだら模様に見えます。雌雄同色で胸には白地に褐色の縦斑が入り、顔には白い眉斑が目の後方まで伸びます。足は長めで黄緑色やくすんだ黄色に見えることが多いです。
似た鳥
タカブシギと外見が似ている種として、同じシギ類のクサシギ(Green Sandpiper)があげられます。
クサシギは暗褐色の上面に細かな小白斑が点在し、タカブシギに比べると暗く見えます。タカブシギの方が背中の白斑が大きく、全体的に明るく見えます。
タカブシギとクサシギの違いはこちらの動画が参考になります:
Separating Wood and Green Sandpipers(BTO – British Trust for Ornithology / イギリスの鳥類研究機関)
Wood Sandpiper(タカブシギ)と Green Sandpiper(クサシギ)の識別動画 – YouTube(BTO公式)
BTO(British Trust for Ornithology)はイギリスの鳥類研究機関で、この動画では両種の識別ポイントをわかりやすく解説しています。
よくいる場所(観察記録)
タカブシギは水田のほか、池や湖の浅瀬、河川敷の浅い水辺などの淡水域によくいます。自宅周辺の田んぼでも、水が入った時期に単独や小群で採餌する姿が見られ、ミミズや昆虫をついばみながら移動する様子が見られます。
