6月に入り、ハクセキレイの幼鳥を頻繁に見かけるようになりました。
自宅周辺の観察エリアは池、川、林、田んぼに囲まれた里山環境で、この時期になると巣立ったばかりの幼鳥たちが庭、田んぼ、川のほとり、電線などに姿を現します。
成鳥とはずいぶん見た目が違います。よく似たセグロセキレイの幼鳥と見分けるための識別ポイントを知っておくと便利です。
今回は実際に撮影した写真を比較しながら、ハクセキレイ幼鳥の識別ポイントをまとめました。
① 巣立ち直後の幼鳥|薄灰褐色
巣立ち直後の幼鳥は頭から背中まで淡い灰褐色です。 顔の白い部分は少なく、セグロセキレイの幼鳥によく似ています。
この時期の識別ポイントの一つは白い眉斑の形状です。ハクセキレイの幼鳥には目の上から後方へ伸びる白い眉斑が確認できますが、セグロセキレイの幼鳥には明瞭な眉斑がなく、目の横や上に小さな白斑がわずかにあるだけです。
ハクセキレイの幼鳥を識別するうえでこの白い眉斑は有効な識別ポイントになります。
② 少し成長した幼鳥|顔の白い部分が目立ちはじめる
巣立ち雛に比べると、顔の白い部分が目立ちはじめます。
羽色が薄いことや黒みがないことなど、幼鳥の特徴がみられますが、頭頂から背中にかけて淡い灰色になり、あごからのどにかけての白さが目立ちはじめます。
③ 若鳥へ移行|羽衣が成鳥に近づく
さらに成長すると、頭や背中の灰色が濃くなり、胸の黒斑や黒い過眼線がはっきりしはじめます。 顔や体には幼鳥の黄色みや褐色みが残ることが多く、幼鳥と成鳥の特徴が混在したような姿になります。
まとめ
ハクセキレイの幼鳥は巣立ち直後の淡灰褐色から、胸の黒斑や黒い過眼線がある若鳥へ移行する段階へと短期間のうちに羽衣が変化していきます。
観察する時期によって個体差が大きく、別の種のように見えることがありますが、成長段階の特徴を確認することで、よく似たセグロセキレイの幼鳥との識別もしやすくなります。