田園地帯の観察エリアでは春から夏にかけて電線で休憩するツバメをよく見かけます。今年は3月下旬頃から飛んでいる姿を見かけました。
体が小さいので少し離れた電線だと小さくしか撮れませんが、たまに窓のすぐ近くの引込線にもとまるので、何度か間近で撮ることができました。この近さだと細部までしっかり確認できます。
雨の日のツバメ
春は単独やペアで電線に来ることが多かったのが、夏になると10羽前後まで増えました。
そんな中、9月に入ってから変化が現れました。飛んでいるときは黒と白の羽色が目立ち、ツバメに見えるのですが、電線にとまっている姿を確認すると、コシアカツバメであることが多くなりました。
今年初めてコシアカツバメを撮影したのは8月30日。ちょうどツバメが電線にあまりとまらなくなった時期とかぶり、入れ替わるように目立つようになりました。
今では電線にとまっているツバメのほとんどがコシアカツバメになっています。
両種の特徴と見分け方
ツバメは青い光沢のある黒い背中に白い腹部、赤褐色の額と喉、長く二股に分かれた尾が特徴です。
ツバメ
一方、コシアカツバメは名前の通り、腰の鮮やかなレンガ色が目印。 目の後ろから首の後ろにかけてもレンガ色で、体の下面には縦方向の細かな模様(縦斑)があります。ツバメよりもコシアカツバメの方が体が少し大きいです。
秋にコシアカツバメが目立つ理由
ツバメとコシアカツバメは日本にやって来る時期が違います。 ツバメの方が先に渡来し、春から夏にかけて子育てをします。そして夏の終わり頃に子育てを終えると集団ねぐらをつくるようになり、電線で見かける機会が少なくなります。
一方、コシアカツバメはツバメより遅れて渡来します。春から夏はツバメ、夏の終わりから秋はコシアカツバメ。 電線の顔ぶれの変化からも、季節の移り変わりを感じることができます。