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2026年3月15日日曜日

庭木にやって来たカワセミのペアを観察 | オスとメスの違い

2026年2月12日撮影、小川に面した柿の木の枝にとまり、水面を注視するオスのカワセミ。獲物を待ち伏せする常連カワセミの定点観察記録。①2026年2月12日撮影

はじめに


最近、川に面している自宅裏庭の低木や柿の木にカワセミがよくやって来ます。以前から川面スレスレを飛ぶカワセミの姿は見かけていたものの、本格的に野鳥観察を始めたのは2025年9月からで、それ以前は写真を撮ったりしていませんでした。


初撮影

いざ写真を撮ろうとするとカワセミはなかなか現れず、止まり木も分からなかったため、いつもここを通過するだけかもしれないと諦めかけていたとき、思いがけず姿を現してくれました。

きっかけは窓の外から聞こえてきたジョウビタキの鳴き声でした。姿を探して確認すると、枝にとまっていたのはジョウビタキではなく、コバルトブルーのカワセミ、成鳥のオスでした。

2026年2月12日撮影、小川に面した柿の木の枝にとまり、獲物を待ち伏せする常連カワセミの定点観察記録。②2026年2月12日撮影

直前にジョウビタキの鳴き声が聞こえ、最初は腹部のオレンジ色が目に入ったので、うちで越冬中のジョビ男かと思ったのですが、鮮やかな青い背中が見えた瞬間にカワセミと分かりました。

2026年2月12日撮影、小川に面した柿の木の枝にとまり、首を上下に動かし、獲物を狙うカワセミのオス。自宅庭での定点観察記録。③2026年2月12日撮影

カワセミは枝の上では首を上下に小刻みに動かしながら川の中をじっと探っていました。 この独特の動きは、水面の反射や屈折による見え方のズレを調整し、獲物との距離を測るための行動だそうです。

カワセミは10分近く枝の上で待ち伏せし、魚を見つけると川に飛び込んで去っていきました。

2026年2月12日撮影、小川に面した柿の木の枝にとまり、首を上下に動かし、川面を見つめるカワセミのオス。自宅庭での定点観察記録。④2026年2月12日撮影

2日後

それから2日後の2月14日、カワセミが再び姿を現しました。お昼過ぎ、キゥキゥーとヒナの鳴き声のような甲高い声が聞こえ、確認すると前回と同じ柿の木にカワセミがとまっていました。

2026年2月14日撮影、小川に面した柿の木の枝にとまり、川面を見つめるメスのカワセミ。自宅庭で撮影した別個体の定点観察記録。⑤2026年2月14日撮影

雨上がりの薄曇りの中で撮影した写真を確認すると、前回との違いに気づきました。

2026年2月14日撮影、小川に面した柿の木の枝にとまるメスのカワセミ。メスの特徴である下嘴の赤さで性別が判明。自宅庭で撮影した定点観察記録。⑥2026年2月14日撮影

オスとメスの違い

2月12日の個体は上下とも嘴が黒色だったのに対し、2月14日の個体は下嘴だけが赤みを帯びています。

カワセミは嘴の色で雌雄を見分けられます。黒い嘴はオス、下嘴が赤い個体はメスです。

つまり、庭に現れていたのは同じ個体ではなく、オスとメスの2羽だったのです。

そして、その後の観察からこの2羽はペアだと判明しました。

カワセミの鳴き声を聞き分けられるようになったことで、思っていた以上に頻繁にうちに来ていることを確認できました。

ペアで現れる


2026年3月10日撮影、自宅庭の対岸(コンクリート護岸)に二羽並んでとまるカワセミの番(つがい)。定点観察で捉えた貴重なペアの記録。⑦2026年3月10日撮影

さらに観察を続けていたところ、嬉しいサプライズがありました。 3月10日、それまで単独行動だと思っていたオスとメスが、同じ場所に並んで姿を見せたのです。

2羽はときおり鳴き交わしながら採餌していました。その距離感や動きから、ペアだと確信しました。

思い返してみると、うちの庭に来るカワセミは去り際に鳴くというネットで見た情報とは異なり、止まり木にいる間も頻繁に鳴いていました。

これまでは庭の柿の木や低木から川に飛び込む姿ばかり目にしていましたが、3月10日は対岸(コンクリート護岸)に並んでとまっている姿を目撃しました。

2026年3月10日撮影、自宅庭の対岸(コンクリート護岸)に並ぶカワセミの番。嘴(くちばし)の色で雌雄(オスメス)を識別できる貴重な定点観察記録。⑧2026年3月10日撮影

おわりに


カワセミペアは庭木だけでなく、川の両岸にあるさまざまな場所を採餌中に利用しているようです。

窓からだと死角も多いので毎回撮影に成功するわけではありませんが、採餌の邪魔をしないように引き続き慎重に見守っていきたいと思います。